Computer & RF Technology

R820T-RTL2832Uドングルが到着したので中身を見てみました

RTL2832Uドングルはいろいろな種類が売られています。チューナチップのバリエーションがいくつかあるとのことですので、予備と比較用にいくつか注文していたのですが、先日3台目のRTL2832Uドングルが届きました。価格は$13.9の送料無料(Aliexpress)。10/23に注文し11/4到着でしたので12日かかりました。付属品は、リモコンとアンテナ、それと8cmCD-Rがブリスターケースに入っています。このドングルはこれまでのものと比べてちょっと大きめです。ebayや中華通販サイト、その他WebにあるRTL-SDR関係の記事でもこのドングルの写真を良く見かけます。RTL2832Uドングルのなかでは比較的安価な方です(いずれも安価ですが)。

さっそくMacに差してUSBを認識させてみます。表示はRTL2838UHIDIRということで、前回2台目のドングルと全く同じです。赤外線受光部が付いていると、RTL2838UHIDIRという表示になるのかもしれません。

rtl_testで中身を確認してみます。チューナチップはRafael Micro R820Tとなっています。

$ rtl\_test
Found 1 device(s):
  0:  ezcap USB 2.0 DVB-T/DAB/FM dongle

Using device 0: ezcap USB 2.0 DVB-T/DAB/FM dongle
Found Rafael Micro R820T tuner
Supported gain values (1): 0.0 

Using Volk machine: sse4\_1\_64\_orc
Auto-probe failed, forcing hinted tuner
Found RTL2832 device: ezcap EzTV (tuner: Elonics E4000)
\_I2CWriteByte: the control request was not supported by the device \[-9\] @ int tunerreset(rtl2832::tuner\*):871 "I2CReadByte(pTuner, 200, 2, writearray\[0\])"
\_I2CWriteByte: the control request was not supported by the device \[-9\] @ int tunerreset(rtl2832::tuner\*):872 "I2CReadByte(pTuner, 200, 2, writearray\[0\])"
	Failed to initialise tuner

Macに差すとこんな感じになります。このドングルはMCXコネクタが横に付いているので、ケーブルが手前に出て来てしまいます。MCX-SMA変換ケーブルは前回のドングルに付属していたものです。ドングルがちょっと大きめなので、隣のUSBポートが使えません。USBハブで使った方が良さそうです。

中を開けてみました。このドングルも簡単に蓋を外すことができます。部品は1005を使っていますが、詰め込まれていないのでスペースは余裕があります。

このドングルのMCXコネクタの根元にはちゃんと保護ダイオードが入っていました。A7と表記があるので、BAV99だと思われます(2素子入りシリコンDi)。これはE4000のリファレンス回路と同じです。

アンテナ入力はCとLを通ってチューナチップへ入力されています。チップの表記はRafael Micro R820Tとなっています。

RTL2832U周辺です。ダイレクトサンプリング改造の際にはC34とC35が接続点になります。端にあるので改造しやすそうです。EEPROMが付いていますが、機能的にどのように効いているのかはわかりません。

裏も見てみます。両チップとも放熱パッドが大きめのスルーホールで接続されています。スルーホールの穴は空いたままですが、さらにハンダで埋めると放熱が良くなるかもしれません。コネクタや水晶は手ハンダされているようですが、ハンダ滓が残ってたりと仕上がりはイマイチです。

受信してみたところ、FC0013のドングルに比べて、ノイズが少なくS/Nが良いようです。感度も良い気がします。定量的な比較ができないのが残念です。

こちらのサイトにE4000とR820Tの比較記事が出ていました(英文)。ここに載っているR820Tドングルは、今回入手したものと同じもののようです。

https://www.hamradioscience.com/rtl2832u-r820t-vs-rtl2832u-e4000/

R820Tは24MHz〜1850MHzのチューニングが可能とのこと。この記事によると1090MHzのADS-Bは、このドングルが良い性能を示したようです。RTLドングルを知るきっかけになったのがADS-Bでしたので、近日中にアンテナを作成して試してみたいと考えています。

このサイトも精力的に更新されているようです。いろいろなRTLドングルの活用法についての記事が載っていて面白いです。まだまだネタは尽きないようですので、しばらくは楽しめそうです。

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